準中型免許って??

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準中型免許って??

2024/04/30

投稿者:スタッフ

昔は普通車免許で準中型(5t限定)を運転できるって知ってましたか?

普通車免許(普通自動車第一種運転免許)を持っている人のなかで、取得した年度によって運転できる車に違いがあるのをご存じですか?

 

普通自動車免許を所持していると普通車や原動機付自転車の運転が可能ですが、2017年3月12日より前に普通車免許を取得した人は、それに加えて準中型(5t限定)を運転することが許可されています。

 

日本の運転免許制度は一部改定された道路交通法が2017年3月12日に施行され、新たに準中型免許」というカテゴリーが設けられました。この変更により、普通車免許の範囲と準中型車の運転資格が次のように定められています。

 

普通車免許の取得年度と準中型車の運転資格

 

  • 2017年3月12日以前に普通車免許を取得した人

この日以前に普通車免許を取得していれば、自動的に「準中型(5t限定)」を運転する資格があります。この運転免許所持者は、改めて準中型免許を取得する必要がありません

 

  • 2017年3月12日以降に普通車免許を取得した人

この日以降に普通車免許を取得した人は、普通車免許では準中型車を運転することができません。準中型車(5t以上7.5t未満の車両)を運転するためには、準中型免許の取得が必要となります。準中型免許の取得には、追加の筆記試験と実技試験が必要です。

 

 

準中型免許が生まれた理由

従来、自動車の免許証の種類は「普通」「中型」「大型」の3種類で、区分は「普通免許は車両総重量5t未満、最大積載量3.5t未満、中型免許は車両総重量5~11t未満、最大積載量3.5~6.5t未満、大型免許は車両総重量11t以上、最大積載量6.5t以上」と分かれていました。

 

もともと普通車免許(2007年6月2日から2017年3月11日に取得したもの)があれば5tトラックまで運転できることになっていました。しかし、最近のトラックは、保冷設備が整っていたり、パワーゲート(車両の荷台の後ろの部分についている、荷台から荷物の上げ下げを楽にする機械)を備えるようになってきて、車体自体が重くなり荷物を載せると簡単に5tを超えるようになってしまいました。

 

すると従来は、総重量11tまで運転できる中型免許が必要になっていましたが、中型免許には取得条件があり、20歳以上でかつ普通車免許を取得してから2年経過していることが条件となり、高校新卒者(18歳)の就職の大きな壁・矛盾点となっていました。

 

そこで、このような問題を解決するために新しく作られたのが準中型免許で、この免許は18歳から、運転未経験でも取得することが可能となっています。

 

準中型免許の概要

準中型免許は、特に商用車や小型トラックを運転するために設計されており、普通車免許と中型免許の間のニーズに対応しています。この免許を持つことで、具体的には5t以上7.5t未満のトラックや、11人以上20人以下を乗せることができるマイクロバスの運転が可能になります。

注意点

免許を取得した時期による運転可能な車両の違いに注意することが重要です。特に、仕事で車を運転する場合適切な免許を持っているかどうかが法的な問題に直結するため、自分がどの車両を運転できるのかを正確に理解しておく必要があります。また、運転する車両によっては追加の資格や訓練が求められることもあるので、事前にしっかりと確認しましょう。

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