様々な業界で引っ張りだこ?!大型免許を活かせる職種とは!
2024/07/23
投稿者:スタッフ
運送業界などでスキルアップを目指すなら、何より取得しておきたいのが大型免許です。現在、ネット通販の普及により、日本の物流需要は大きく拡大しています。それに加え、ドライバーの労働改革による影響から、今や物流業界や旅客業界を中心に人材の確保に力を入れています。大型免許を持っていることで就ける職業は多岐に渡ります。大型免許といえば、長距離トラックのドライバーをイメージする方も多いかもしれませんが、就ける仕事も様々で、大型車を用いる職種の幅は広いです。どのように免許が活かせ、どのような働き方ができるのかを見ていきましょう。
そもそも大型免許って??
主にトラックなどの大型自動車の運転に必要な免許です。大型免許を取得することで、最大積載量6.5トン以上の大型トラックや定員30人以上の大型バスなどの運転ができます。けん引が必要な車両や作業用の大型車両などを除いて数多くの自動車やトラックを運転することができるので、大変重宝される運転免許と言えるでしょう。大型免許を取得するにあたっては、取得に掛かる費用が教習所や所持している免許によって異なります。合宿免許または通学免許のどちらかで取得することになりますが、合宿免許で取得した方が安く済んでしまう場合が殆どです。宿泊先など、プランによっても料金に違いがあるため一概には言えないものの、普通車免許のみの場合は33万円~45万円前後、準中型免許を持っている場合は28万円~40万円前後、中型免許を持っていれば22万円~34万円前後で取得することができます。また、ゼロスタのご紹介する求人の中には免許取得費用の一部または全額を負担してくれる求人情報も多数あるため、そういった企業を選ばれると費用も掛かりません。詳しく『ゼロスタ!の強み』をご覧いただくか、お気軽にゼロスタ!へご相談ください。
大型トラックの主な輸送形態
大型トラックをはじめとする仕事は、主に長距離輸送、中距離輸送、地場輸送の3つの職種に分けられ、運転時間や荷役作業の頻度、帰宅の有無、年収などにも違いがあります。ドライバー職を就職先として選ぶ際には、ご自身のライフスタイルや何を重視したいのかによって職種を選んでみると良いでしょう。
長距離ドライバー
一般的に「長距離ドライバー」と呼ばれるのは、輸送先までの距離が日常的に片道300kmを超えるドライバーのことを指します。主に高速道路を利用し、休息や休憩を挟みながら、複数の都道府県を跨いで荷物を運ぶのが基本で、目的地が遠方であることから勤務時間の大部分を運転が占めます。貨物の輸送中は自宅に帰ることができないため、休憩を含め多くの時間を車中で過ごす長距離ドライバーですが、その分一人の時間も多く、人間関係などに悩むことなく気楽に働くことができるのがメリットです。また、物流会社にもよりますが行先は全国様々。普段なら行くことがない地域にも訪れることができ、サービスエリアなどで食事を取る際はご当地のグルメを楽しんだりできるのも長距離ドライバーならでは。こういった理由から、特に運転することが好きな方、一人でいる時間が好きな方、全国を回って楽しめる方などに向いている職種と言えるでしょう。
中距離ドライバー
「中距離ドライバー」は、輸送先までの距離が片道100kmから300km圏内のドライバーを指します。近隣の主要都市間や工業地帯間を結ぶ輸送がこれにあたり、高速道路と一般道をうまく使い分けながら貨物を運びます。運転する距離は概ね日帰りで帰れる程度に収まることが多く、基本的には自宅へ帰ることができるのが長距離ドライバーとの大きな違いです。運転する時間が短い分、その日のうちに数回の荷役作業を伴うこともありますが、長距離ドライバーのようにある程度遠方へ行くことができることに加え、プライベートも大切にできるといったことが中距離ドライバーの魅力とも言えます。長距離ドライバーと同様に特に運転が好きな方や、ある程度体力に自信がある方に向いている職種です。
地場・短距離ドライバー
「地場ドライバー」は、輸送先までの距離が片道50km~200km程度までの限定的な範囲内で輸送を行うドライバーのことを指します。近隣都市やその周辺地域間の輸送を行うものであるため、運転時間は中長距離ドライバーと比較して短く、どちらかと言えば積み込みや荷降ろしなど頻繁な荷役作業がメイン。基本的には一般道での輸送となるため見知った道を走行でき、ほぼ毎日自宅へ帰ることができるのが地場ドライバーの魅力とも言えるでしょう。そのため、特にプライベートを重視したいという方は地場ドライバーのお仕事を選ばれる傾向にあります。客先と顔を合わせる機会が多いことからコミュニケーションを取るのが好きな方、倉庫や工場といった複数を回るため時間管理が得意な方などに向いている職種です。
大型免許を活かせるお仕事
- 大型トラックドライバー
その名の通り、最も大きいサイズのトラックを運転して貨物の輸送を行う仕事です。食品や飲料をはじめ、精密機械、工業製品、家具、引っ越し貨物など、運ぶものは多岐にわたります。大量の荷物や物資を運ぶことから、現代の日本においても欠かせない職業の一つです。運ぶ貨物にもよりますが、荷役作業の際にフォークリフトを使う場面も多いです。そのため、大型免許のみならず、フォークリフトの免許も併せて必要と考えられます。また、積み荷の大量輸送が可能という特性上、一般的な大型トラックは中長距離の輸送であることが多いです。
- タンクローリードライバー
通常のトラックでは運ぶことのできない、液体物や気体物などを輸送します。トラックの荷台に大容量のタンクが備わっており、ガソリンや灯油などの石油類をはじめ、LPガスや窒素ガスなどのガス類、化学薬品類など運搬に危険が伴うもののほか、非危険物としては小麦や飲料水、セメントなどの原料を運ぶトラックもあります。危険物の輸送を行う場合、大型免許とは別に危険物取扱資格や高圧ガス移動監視者といった資格が必要なため、年収も通常の大型トラックより高い傾向にあります。また、まれに長距離を輸送するケースもありますが、各輸送物の性質上、その日のうちに下ろす必要があるため、基本的には地場・中距離の輸送が中心です。
- ダンプカードライバー
主に土砂や産業廃棄物を建設現場や資材工場、処分場などへ輸送するのに活躍しているのがダンプカーのドライバーです。ダンプカーは形状が通常の大型トラックとは異なり、荷台が稼働式となっていて一度に大量の積み荷をまとめて下ろすことができるのが特徴です。主に建設現場で出た廃材、残土、砕石などのほか、資材の原料となる砂利や石灰などが主な輸送物です。ドライバーによる荷役作業がなく体力を使う場面はほとんどありません。また、積込地や積み降ろし先も基本的には近隣または近距離であるためプライベートも確保しやすく、メリハリをつけて働けるのも魅力です。
- キャリアカードライバー
自動車や工事車両の運搬を行うためのトラックをキャリアカーと呼びます。カーディーラーなどで販売する新車やオークション会場などへ運ぶ中古車、展示会などで展示する自動車、更には土木工事で使用する車両など、あらゆる自動車の運搬に使用され、自動車産業や建設業界にとってキャリアカードライバーまさに必要不可欠な存在です。積み荷が自動車であることから積み込みを行う際の力仕事などはありませんが、積み荷が自動車であるため、トラックドライバーの中でも格段に高度な運転技術が求められる職種とも言えるでしょう。最も大きいトレーラータイプのキャリアカーになると、別途けん引免許が必要になりますが他のドライバー職よりも更に高い年収が見込めます。
- 大型バス
大型バスドライバーは、観光バスや高速バスを運転し、多くの乗客を安全に目的地まで運ぶ仕事です。運行範囲は都市内や近隣の観光地など短距離から、主要都市間を繋ぐ長距離まで様々です。高速バスでは定期的なルート運行を、観光バスでは観光地を巡りながらの運行が多いでしょう。また、貨物とは違い、乗客を乗せる以上接客対応も重要な業務で、車内の快適さや安全を保つことが必要であることから高い運転技術とコミュニケーション能力が求められます。乗客を乗せてバスを走行させる場合には、大型二種免許の取得が必要となります。
おわりに
いかがでしたでしょうか?ここまで大型免許が活かせるドライバー職の中から代表的なものをいくつか紹介してきました。単に『大型免許』と言っても活躍できる場は本当に様々。現在は物流業界を中心に需要が急速に増加しているため、ドライバー職はまさに売り手市場と言える他、大型免許を取得すればこれまでよりも格段にキャリアアップを図ることができるでしょう。